実践!管理会計
 

基礎講座「固定費とは、変動費とは」

今回は管理会計の第一歩、会社にかかる諸々の費用を変動費と固定費に分解します。この費用分解は損益分岐点や収益計画にもつながっていきますので、ここでしっかり理解しておきましょう。

●変動費と固定費とは、何に対して変動したり、固定であったりするのでしょうか?  皆さんご存知のように、売上高に対して変動したり,固定であったりします。売上高に伴って増加及び減少する費用を変動費といい、売上高が変化しても増減しない費用を固定費といいます。

●では、そこで問題です。製造業における製品製造原価(売上原価)は材料費、外注費、労務費及び製造経費からなりますが、その中で売上に伴って変動する費用すなわち変動費はどれとどれですか?

●答えは材料費と外注費です。材料費は生産数量が減少すれば、材料費も減少します。また外注費は製造に当たり一部外注している加工費ですから、生産数量が減少すれば、これまた減少します。このように売上高や工場の操業度に応じて変動する費用が変動費なのです。

●それとは逆に売上高や工場の操業度の変化にかかわらす発生する費用を固定費といいます。前の製造原価でいうと、労務費や製造経費が固定費にあたります。

●変動費と固定費は、それぞれ勘定科目ごとに把握します。例えば、通信費が固定費で、運賃が変動費といった具合です。それでは理解を深めるために、チャレンジ問題に進んでください。

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